ケーブルサポーター
スピーカーケーブルの配置を安定させるために、十分な重さを持つスピーカーケーブルサポーターを開発しました。これにより、ケーブルのポジショニングが容易になり、メンテナンスや清掃時にも再配置が簡単です。
開発したスピーカーケーブルサポーターの天面の溝は1本と2本の2種類とし、シンメトリなスピーカーケーブルのレイアウトと、それ以外のケースにもフレキシブルに対応可能としました。
・ケーブルを所定の位置にしっかりと配置できます。
・ケーブルを床面から浮かせ、他のケーブルとの干渉を防ぎます。
・視覚的にも整理されたケーブル配置が可能になります。
・静電気の問題を軽減します。
・天然木材を使用し、非導電性の接触面を持ちます。
・オーステナイト系ステンレス鋼の錘を使用し、低重心で安定した配置を実現。
・弾性接着剤で振動を減衰させます。
・円筒形で音場への影響を最小限に抑えます。
・天面の溝は1本用と2本用があり、レイアウトの自由度を高めます。
・底面にはコルクシートを貼り、床材に対して安定させます。
・水性ウレタンニス仕上げで落ち着いた色合いです。
本体材質 | 広葉樹天然木 |
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錘材質 | 非磁性ステンレス |
仕上げ | 水性ウレタンニス |
直径 | 70mm |
高さ | 63mm |
溝幅 | 18mm |
溝深さ | 16mm |
重量 | 500g(CSS1) 510g(CSW1) |
システムのレイアウトと同様にスピーカーケーブルの配置は気になるものです。 そこでスピーカーケーブルを所定の位置に安定して配置できるように十分な重さを持たせたスピーカーケーブルサポーターを開発しました。
国内では「ケーブルインシュレーター」と呼ばれていますが、海外では「Cable lifter(ケーブルリフター)」とか「Cable elevator(ケーブルエレベーター)」と呼ばれているもので、材質や形状は様々です。
EXCURIOのスピーカーケーブルサポーターCSS1、CSW1の機能としてはケーブルを床面から距離を取りつつ、ポジショニングを行います。 オーディオではケーブルの”引き回し”、つまり、ケーブルのポジショニングも重視されます。
スピーカーケーブルには低い周波数から高い周波数まで複雑で大きい電流が流れます。 その電流により近接したほかのケーブルに干渉することがあります。 反対に、スピーカーケーブルにコモンモードのノイズをほかのケーブルから受けてしまうこともあります。
不定、無秩序のケーブルレイアウトではシステムの構築に支障をきたすことでしょう。 このスピーカーケーブルサポーターでケーブルポジションを決めておけば日常のシステムのメンテナンスや清掃などでケーブルを外してもレイアウトの再現がし易くなります。
もう一つの機能として、ケーブルを持上げることで他のケーブルなどと距離をもって交差することが出来ます。 それは視覚的にも状態を認識することが可能となります。 これによりスピーカーケーブルと結合を避け、ノイズを低減することができます。
さらに、スピーカーケーブルをリフトアップすることで床との接触、摩擦がなくなり、摩擦帯電列での問題も避けられます。 スピーカーケーブルサポーターCSS1、CSW1の材質は広葉樹の天然木を使用してケーブルが接する面を非導電性としております。 ご存じのように木材は静電気を適度に逃がす能力を生かしています。
スピーカーケーブルサポーターCSS1、CSW1は錘を備えることで、木片だけでは得られない低重心と重量によりポジショニング機能を安定させています。 錘は非磁性であるオーステナイト系ステンレス鋼を用いました。 スピーカーケーブルと錘の距離を十分にとることで渦電流の発生を低減するように配置しています。 また、シェルの木部と錘の固定には弾性接着剤を使用し、シェルの振動が錘に伝わる際に減衰をさせています。
スピーカーケーブルサポーターCSS1、CSW1のデザインは円筒形であり、側面への音は拡散するように機能しますので、システムの音場に影響を与えることを避けられます。