スピーカーケーブルも見た目も重要と考え、少々拘りました。派手さを抑えつつも存在感を出せるようにケーブルストッパの材質は広葉樹の天然木を使用し、木目を生かしたウレタンニス塗装で仕上げてアクセントをつけました。木材ですから非磁性で非導電性なので、信号への影響はありません。両端に変形穴を精密加工してアウタージャケット、シース、介在糸を確実にホールドしております。
全体の印象を決めるアウタージャケットのベースカラーは落ち着いた瑠璃色に近い青系として、その中に少しだけ主張する2つのラインカラーを配しました。材質は発色もよく適度に艶を放つ高強力で適度な伸度のポリエステルフィラメント糸を用いた編組としました。
モノフィラメントの編組を用いた場合のようにスピーカーケーブルが固くて曲がりにくくならないように編組の密度を調整しております。
本ケーブルの製造工程は治工具を使用しての加工になりますが、大まかに40ほどの工程を経て作られています。